【PR】
よくスカイバルコニー(屋上)は雨漏りすると心配されます。実際に雨漏りするケースはあるのか、スカイバルコニーの注意点について考察したいと思います。
施工とメンテナンス次第、っていうところが大きいです。
関連記事 →【後悔しない】木造一戸建てに屋上庭園、デメリット・メリットについて
スカイバルコニーとは?
スカイバルコニーとは「屋根の部分にあるバルコニー」です。
別名では、
- 屋上
- ルーフバルコニー
とも呼ばれています。少しお洒落に言ったのがスカイバルコニーです(笑) 屋上を屋上庭園や屋上テラスというような感じですね。
要は、屋上です😅😅
スカイバルコニーは雨漏りに注意?!
スカイバルコニーはよく雨漏りがデメリットだったり、心配されるのは事実です。
確かに、普通の屋根よりは勾配がほとんどない陸屋根になるので、大雨で雨樋がオーバーフローして雨漏りが起きてしまったり、2階居室の真上にバルコニーが来るので、雨漏りでもあった日には下の居室は大変です。
でもこれは、屋根でも同じことが言えます。しっかりとした施工、そして不具合のチェック、メンテナンスがされていなければ、スカイバルコニーでも屋根でも雨漏りのリスクはあります。
ただし、屋根とバルコニーの施工方法が違うことは知っておくべきです。
バルコニーの多くはFRP防水というガラス繊維を張ってその上に塗料を塗り防水をする方法が取られています。このFRPは安価で施工もしやすい工法ですが、地震などのひびや紫外線の劣化にはあまり強くありません。
なので、上層部分(トップコート)は、3~5年に塗り替え、防水層のメンテナンスは10年に1度は行うことが推奨されています。
屋根も塗装や葺き替えなどのメンテナンスがありますが、構造からしてもバルコニーよりはリスクが低いです。(もちろん屋根も雨漏りリスクがありますが、施工の実績や歴史が違います)
最近は金属防水が増えてきた!
最近では(と言っても十数年前からですが)FRP防水に変わって金属防水でバルコニーが作られることが多いです。タマホームやヤマダホームズの標準バルコニーも金属防水でした。
FRP防水が標準のハウスメーカーや工務店でもオプション費用を払えば金属防水(スカイプロムナード工法)に変更することも可能です。参考に、アキュラホームでは4.25坪(8.5畳)のバルコニーで、約70万円の差額でした。
金属防水は、FRP防水と違って金属の湯舟が屋上に施工される感じで、木造構造と独立した形になっています。一方、FRP防水はガラス繊維を合板に貼り付けてその上に塗装するため構造と一緒になっている感じです。
地震などで建物の躯体が揺れたら、FRPの塗装やガラス繊維の膜にヒビが入ることがありますが、金属防水は金属の板で防水するのでヒビの心配はありません。
スカイバルコニーのメリット・デメリット
スカイバルコニー(屋上)のメリット、デメリットについてです。
まず、メリットから。
メリット1.プライバシー!
まず何と言っても、誰にも見られない(見られにくい)高い所にある空間です!👍
庭や2階にあるバルコニーだと人目につきやすいですが、屋上は道からは見えませんし、プライバシーを保ちやすいのが特徴です。
家庭菜園をしたり、寝転がって昼寝をしたり、BBQをしたり、使い方は自由です。洗濯物も人から見られたり盗られる心配も低いですよね。(近くに高いマンションがあったら別ですが😅)
メリット2.新しい空間利用!
庭が取りにくい立地、取っても日影だったりの土地、狭小地で土地に余裕がない家でも、スカイバルコニー(屋上)を作れば、デメリットが解消されます!👍
土地がデメリットがあったとしても、家づくりでそれを解消することもできます。
その一つがスカイバルコニーだと思っています。
メリット3.開放感!
屋上は上はお空です👍
これはお庭やベランダ(2階バルコニー)では得られない開放感です。
立地にも影響しますが、2階にあるバルコニーよりも隣家を感じずに開放的な空間を作ることができます。
夏には屋上でプールをしたら、お庭でするプールよりも開放的な気分になること間違いなしですね。
次にデメリットです。
デメリット1.コスト!
屋上はやはりコストがかかります💦
通常なら必要のない2階から屋上へあがる階段、その階段からでる扉や窓、その空間を塔屋(ペントハウス)と言いますが、塔屋の屋根や外壁面積も増えてきます。
屋上と同価格で施工できると言う広告もありますが、屋上のオプション費用がかかってきてしまいます…。。。
また、屋上を施工する以外にもメンテナンスコストもかかります。ただし屋根でもメンテナンスは必要になりますので、屋上だからコストがかかるというわけではありませんね。
デメリット2.防水の心配!
屋上には防水の問題、つまり雨漏りの心配があります💦これが2つ目のデメリットです。
2階バルコニーは建物から突き出していることが多いですが、屋上の場合は、直下が居室になります。なので、ベランダのようなバルコニーよりも、もしも雨漏りがあった時の被害が心配です。。。
屋上を作る場合は、FRP防水ではなく金属防水で施工されることをおすすめします。
デメリット3.使わなくなることがある!
スカイバルコニーの後悔として、使わなくなったという声があります💦
子どもが小さい時はよく使った、新築時は嬉しくてよく使ったけど、、、今じゃ屋上にすら上がらない、ということになりがちです😂
子ども部屋ですら使わなくなり物置になってしまうこともあり、生活スタイルでお部屋の使い方は変わるので屋上も同じように変わることは仕方がないことです。
でも、家を建てた時から全然使わないということがないように、屋上へあがる階段や間取り、生活パターンをよく考えるようにしましょう!!!
まとめ:スカイバルコニーはよく理解すればおすすめ!
調べれば雨漏りの情報は出てきますが、施工方法も技術もあがってきていますので、たとえFRP防水だとしてもすぐに雨漏りがする、ということはありません。
メンテナンス方法や費用などもよく理解した上で、さらにメリット、デメリットをよく理解すれば後悔のないスカイバルコニーになると思います。
やりたいことが明確であればスカイバルコニーはとてもおすすめです!
関連記事 →【後悔しない】木造一戸建てに屋上庭園、デメリット・メリットについて
コメントを残す