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マイホームを手に入れる多くの人が利用する「住宅ローン」。
でも実際に検討を始めると、真っ先に迷うのが「固定金利と変動金利のどちらを選ぶべきか?」という問題です。
- 「金利は低いほうがいいけど、変動は不安…」
- 「固定は安心だけど、返済額が高くなるのでは?」
といった疑問を持つ方も多いでしょう。
この記事では、住宅ローンの金利タイプごとのメリット・デメリットを比較し、どんな人にどの金利タイプが合うのかをわかりやすく解説します。
金利選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてください!
1. 固定金利と変動金利の違いをまず理解しよう
住宅ローンの金利タイプは、大きく3つに分かれます。
金利タイプ | 内容 | 特徴 |
---|---|---|
全期間固定金利 | 借入時の金利が完済までずっと固定される | 将来の返済額が変わらない |
変動金利 | 市場金利に応じて半年ごとに見直される | 初期金利が最も低いが、将来変動リスクあり |
固定期間選択型 | 一定期間(例:10年)は固定、その後は再選択 | 固定と変動の中間的存在 |
この中でも特に多くの人が悩むのが、「全期間固定金利」と「変動金利」のどちらにするかです。
2. 固定金利のメリット・デメリット
■ 固定金利のメリット
- 返済額が変わらない安心感
借入時に返済額が確定するので、家計の計画が立てやすくなります。 - 金利上昇の影響を受けない
将来的に市場金利が上がっても、返済額はそのまま。インフレ対策にもなる。 - 長期安定志向の人向け
老後も一定の返済額で済むので、収入変化に強い。
■ 固定金利のデメリット
- 初期の金利が高い
変動金利に比べて0.5〜1%ほど高くなるのが一般的。 - 借換え効果が出にくい
金利が下がっても恩恵を受けられず、損に感じることも。
3. 変動金利のメリット・デメリット
■ 変動金利のメリット
- 金利が圧倒的に低い(2024年時点で0.3〜0.5%台も)
返済開始当初の負担が軽く、資金計画に余裕ができる。 - 繰上返済によって利息負担を抑えやすい
早めに返済を進めたい人に有利。 - 景気が安定していればお得になる可能性が高い
■ 変動金利のデメリット
- 金利上昇リスクがある
半年ごとに金利見直しがあり、将来の返済額が不透明。 - 金利上昇時の返済増に耐えられないとリスク
上限はあるが、2倍近くになることも想定しておく必要がある。 - 将来の家計変動に備える必要あり
教育費や老後資金とのバランスが重要になる。
4. 固定金利と変動金利、実際の返済額を比較してみる
たとえば3,000万円を35年ローンで借りる場合の月々返済額は以下の通りです(概算・元利均等返済)。
金利タイプ | 金利 | 月々返済額 | 総返済額 |
---|---|---|---|
固定金利(フラット35) | 1.5% | 約92,000円 | 約3,870万円 |
変動金利 | 0.4% | 約77,000円 | 約3,240万円 |
※変動金利は当初5年間、金利が変わらない前提
差額は月々15,000円、総額で600万円以上の違いが出ることも。
ただし、変動金利は将来の金利上昇リスクがあるため、今の安さだけで飛びつくのはNGです。
5. 金利の将来予測はできない?プロの見解と過去の動向
日本では1990年代以降、長く低金利時代が続いており、変動金利を選ぶ人が多いのが実情です。
しかし2024年、日本銀行がマイナス金利政策を解除したことで、今後の金利は徐々に上昇する可能性も出てきました。
✔ 住宅ローン金利の今後はどうなる?
- 日銀の金融政策次第では年0.1〜0.5%の上昇余地あり
- ただし急激な上昇は考えにくい(家計・企業への影響が大きいため)
つまり、金利が上がるとしても「ゆっくり・少しずつ」という見方が多いです。
6. どちらを選ぶべき?タイプ別おすすめ金利診断
■ 固定金利が向いている人
- 将来の収入に不安がある(子育て世帯・自営業など)
- 教育費や老後資金の支出を見越して家計管理を重視したい
- 金利上昇の不安を避けて、長期的な安心を優先したい
- 老後もローンが残る予定の人
■ 変動金利が向いている人
- 安定した収入が見込める(共働き、公務員など)
- 短期で繰上返済できる(資金に余裕がある)
- 金利上昇に備えた貯蓄がある
- 金利が上がった場合に対応できる「家計の柔軟性」がある
7. ハイブリッド型という選択肢もある
最近では、両方のメリットをバランスよく取り入れた「固定期間選択型」や「ミックスローン」も人気です。
✔ 固定期間選択型(例:10年固定)
- 10年間は固定金利(その後は変動 or 再固定を選べる)
- 子育て・教育費がかさむ時期に返済額が一定になる安心感
✔ ミックスローン
- 一部を固定、残りを変動で借りる
- 例えば「借入額の70%を変動、30%を固定」など
それぞれのリスクを分散でき、柔軟な設計が可能です。
8. 住宅ローンを比較するポイント
単純に「金利の安さ」だけで判断せず、以下の項目も含めて比較しましょう。
比較ポイント | 解説 |
---|---|
金利タイプ | 固定 or 変動 or 固定期間選択型 |
保証料 | 金融機関によって無料 or 有料 |
事務手数料 | 定額 or 借入金額の2.2%など |
団体信用生命保険(団信) | 金利に含まれる場合も。特約の有無を確認 |
繰上返済手数料 | 無料かどうかも要チェック |
金利上昇リスクの説明 | 担当者からの説明を聞き、理解すること |
9. 金利選びで後悔しないための注意点
- 「月々の支払いが安いから」だけで変動金利にしない
- シミュレーションは「金利が上がった場合」も想定して行う
- 将来のライフプラン(出産、進学、転職)と連動させて考える
- 住宅ローンアドバイザーの相談も検討する
まとめ|金利選びは「家計のリスク管理」
固定金利と変動金利のどちらが得かは、「どれだけ返済リスクを取れるか」にかかっています。
金利差だけで判断するのではなく、自分たちのライフスタイル、家計、将来設計に合った選択をすることが何より大切です。
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